Tera Term(テラターム)でサーバに接続した際に、ターミナル上で文字をダブルクリックすると、その前後部分の単語(文字列)が選択されると思います。
その選択される範囲を「区切り文字」の設定で制御しています。
デフォルトでは以下の区切り文字が設定されています。
!"#$%&'()*+,:;<=>?@[\]^`{|}
区切り文字とは
①まず以下の文字列の「127」の辺りでダブルクリックしたとします。
127の前の「 = 」、39234の前の「 : 」が区切り文字になります。
ですので、この場合は「127.0.0.1」の部分が選択される事になります。
IP=127.0.0.1:39234
②区切り文字の設定から「 = 」を除外して再度行ってみます。
今度は「 IP 」の文字まで含んだ部分が選択されるようになりました。
これは「 = 」が区切り文字ではなくなったので「 IP 」まで含んだ部分が選択されました。
IP=127.0.0.1:39234
このように「区切り文字」とは、ターミナル上で文字をダブルクリックして選択する範囲を制御する設定です。それでは「区切り文字」を変更してみましょう。
区切り文字変更方法
区切り文字の変更は「設定」メニューから「その他の設定」を選択し、「その他の設定」画面を表示し「コピーと貼り付け」タブを選択してから行います。
「区切り文字」部分に、区切り文字としたい文字を追加・削除します。
ちなみに設定できるのは、1バイトコード文字(半角文字)のみですので、お間違えの無い様に設定してください。
ちなみに当方の設定では、標準設定に「 ~ 」が追加されていました。
設定ファイル変更後の保存
設定を変更したら設定ファイル(TERATERM.INI)を保存します。
「設定」メニューから「設定の保存」を選択し、設定ファイルを保存します。
これで次回の起動から、変更した値が標準の設定値になります。
おわりに
「区切り文字」の設定は、コピペ(コピー&ペースト)を多用する方にとって超便利な機能です。ダブルクリックして思うような場所が選択出来ない場合は「区切り文字」の設定を見直してみてください。超便利な設定ですので、頭の片隅にでも置いておきましょう。
この手順は「Tera Term Version 4.69」を使用して確認を行いました。バージョンが異なる場合は、機能自体が存在しない無い場合や表示が異なる事があるかもしれませんのでご注意ください。