2012年2月29日(水)四年に一度のうるう年の日に、Tera Term(テラターム)のNEWバージョン4.73がリリースされました。
変更・修正点は以下のようになっています。
(Tera Termプロジェクトページからの抜粋になります)
変更点
- 以下の制御文字列に対応した。
OSC 5 (高輝度/点滅/反転属性色変更)
OSC 104 (カラーパレットリセット)
OSC 105 (高輝度/点滅/反転属性色リセット)
OSC 110 (VTウィンドウ文字色リセット)
OSC 111 (VTウィンドウ背景色リセット)
OSC 115 (TEKウィンドウ文字色リセット)
OSC 116 (TEKウィンドウ背景色リセット) - OSC 52 (クリップボードアクセス) 制御文字列によるクリップボードの読み取りに対応した。
- xterm(UTF-8), xterm(SGR), rxvt-unicode 形式の拡張マウスイベント通知に対応した。
- ファイル転送で受信ファイル名が空文字列だった時、ファイル名を noname にするようにした。
- ファイル転送で受信ファイル名に使えない文字が含まれていた時、その文字を _ に置き換えるようにした。
- KERMIT プロトコル
最大パケット長(MAXL)を 90 から 94 に変更した。NT-4S(日立製VoIPゲートウェイ)に対して通信ができない問題への暫定対処(workaround)。
KERMIT.LOG を読みやすく改善した。
teraterm.ini に KmtLongPacket エントリを追加した。デフォルトは off。
teraterm.ini に KmtFileAttr エントリを追加した。デフォルトは off。 - 書き込み中のログファイルを排他ロックするかどうかを設定できるようにした。
teraterm.ini に LogLockExclusive エントリを追加した。デフォルトは on。 - マクロコマンド "loginfo" を追加した。
バグ修正
- キリル文字の変換テーブル(KOI8-R, CP866, Windows-1251, ISO8859-5 間)を修正した。
- XMODEM, YMODEM で送信中に表示されるパケット番号が正しくない場合がある問題を修正
- ログ取得を開始したとき、ログウィンドウが一瞬アクティブになる動作を修正(対策は Windows 2000 以降でのみ有効)。
- マクロコマンド "filerename" において、リネームが失敗した場合、result にエラーをセットするようにした。
- マクロコマンド "filedelete" において、削除が失敗した場合、result にエラーをセットするようにした。
その他
- TTSSH(2.60)へ差し替えた。
リリースからちょっと時間がたってますが、ご参考まで。